3Dプリンターセミナー開催しました。

昨日11月19日岡山大学病院にて先日Blogで申し上げた
3Dプリンターセミナーが開催されました。

講師はキャノンシステムアンドサポート株式会社の貞本さんです。
当日は体調がすぐれない中、熱く語って下さいました。

内容は3Dプリンターとは何ぞやと言う初歩のお話から今回の
中心的なお話の医療現場における3Dソリューションの現状や
今後の展開まで、とても参考になる内容でした。
私も今年初めに貞本さんのお話を倉敷商工会議所で聴かせて
頂きましたがわずか1年程ですがいろんな進化がありました。
マシンの進化もそうですがやはり素材の進化が目を見張ります。
この先は素材勝負になって来ると思われます。
樹脂の3Dプリンターの材料はABSやアクリルなど様々ありますが
我々が材料として削っているものとは違います。
そのため3Dプリンターの場合はABSライクやアクリルライクと
呼ばれていて見た目も違うし特に強度や耐熱温度などは本来の
材料に比べるとかなり劣ります。
しかし今後は現在私たちが削っているエンジニアリングプラスチック
素材も出てくるであろうというのがこれからの流れです。
実際にこのようなエンジニアリングプラスチックが3Dプリンター
造形出来るようになれば私たちの仕事も奪われかねません。
これからは医療分野も含めて切削の仕事が3Dプリンターに取って
変わられる可能性も考えながら今後の動きを見守っていきたいと
思っています。

出席下さった皆様からもいろんな質問を頂いたり詳しいお話を
されている医師の方もおられとても好評でした。
しかし医療従事者の方々にとってはCADであったり3Dデータであったり
STL形式の話であったり通常私たちの分野では当たり前のことが
障壁となっていることは昨日のセミナーでよく分かりました。
私達が出来る事はそれを繋ぐ作業だと思います。
それを踏まえて今後も携わっていければいいなと思ってます。

最後になりましたが開催を支えて下さったメディカルテクノおかやまの
佐藤様、キャノンシステムアンドサポート(株)の蓮岡様 大変お世話に
なりました。

プラスチック、樹脂の切削加工(NC旋盤、マシニング)|ケイ・テクノ