非接触温度計

プラスチック加工をしているといろいろな仕事を頂きます。
中でも難しいのが100分台の公差です。
金属と違いプラスチックは気温に非常に左右される特徴があり
PTFEなどは手で持っているだけで寸法が変化して行きます。
材質の特性や温度換算表などを基にエアコンの効いた工場内で
加工を行いますが、それでも上手くいかないことがあります。
いくら工場内の温度を管理しても加工物(材料)側の温度も管理
しなければ100分台の厳しい公差を出すことは出来ません。
当社はそのような厳しい条件でも対応が出来る様このたび
接触の温度計を購入致しました。

材料は加工の数日前から工場内の20℃に設定してある部屋の中で
寝かせておきます。
この間に材料の内部まで一定の温度になり加工がやり易くなります。
今まではこの後加工に入っていましたが、今後は非接触温度計で
表面と芯部の温度を確認したうえで加工を行えるため今まで以上に
精密な加工が可能となります。
また、何工程にも及ぶ加工などは数日掛けて加工をすることがあり
温度管理が非常に難しかったのですが今後はその様なことで頭を悩
ます頻度も減ると思います。

この様にして温度を確認しながら次の加工を行ったり、出荷検査を
すれば今まで以上に安定した商品を皆様にお届けすることが出来ると
思います。
これからも色々な仕事をお待ちしておりますので、よろしくお願い
致します。